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サフォークの焼き肉を食べたい
地元においてはオンコと呼ばれているイチイの原生林は、冬に強烈な吹雪となる厳しい自然環境であるためか希有な森林が見られることから、1983年に焼尻の自然林が国の天然記念物に指定されることになりました。厳しい自然を有する焼尻島ですが、南から対馬海流がやって来ているために、意外に温暖な側面もあり海水浴場やキャンプ場などもあります。また、イギリス南部原産のサフォーク種という食用羊の国内有数の産地としても知られています。サフォーク種はサウスダウン種とノフォーク種のかけ合わせで、北海道産のラムとして高級品として輸入品のおよそ倍の価格で流通しています。その肉は適度なサシが入っており、歯応えはあるのですが比較的楽に噛み切れるほどの柔らかさがあって、多くの羊に見られるような羊特有の独特の臭みもないので食べやすいといわれます。このことから北海道において産地直送のジンギスカンとして道内でももちろん飼育がなされており、羊毛はメリヤスやツイード、フェルトとしても利用されます。サフォーク種の体つきは中躯が長いことが特徴で角は無く、頭や4本の足の黒い粗毛が外観的にも非常に特徴的で、遠くからでも分かり易いので、通りすがりの観光客にもすぐに見分けが付きます。雌の場合は体高がおよそ70cm、体重はおよそ60kgに成長します。日本で飼育されている羊の中で8割を占める品種だといわれています。また、成長が早く早肥でもあることから産肉性が良いと畜産家の間でも評判が、繁殖率が低いために畜産家を悩ませており、飼育技術の研究が行われています。イギリス、オーストラリア、ニュージーランドといった畜羊業の盛んな国々では、在来品種の雌とサフォーク種の雄を掛け合わせるなどの品種改良も行なっています。焼尻島は隣の天売島とはまた違って全体的にフラットな地形を見せており、島の全部が4段から成る段丘堆積に寄って形成されています。島のセンターのイーストエンドにはミズナラを筆頭にイタヤカエデやハリギリ、ヒロハノキハダといった様な落葉広葉樹の樹林が形成されていて、日当たりの微妙な谷合いには、アカエゾマツなどのような針葉樹を見ることが出来ます。このような上層林の足元には、濃緑色の線形をして先端は尖っている葉を持ち、北海道や北東北の方言ではオンコと呼ばれ、一般にはアララギとも呼ばれるイチイなどが色濃く生育することで、第二層を形作っていて、中々見応えのある二段林を形成しています。高さ20mほどで幹の直径は50-100cmほどになり、樹皮には縦に割れ目が走っていて4月ごろ小形の花をつけ、初秋に赤い実をつけるオンコは4月くらいになると小形の花を咲かせて初秋になれば赤い実をつけます。沖縄を除けば全国で庭などに植えられていますからご覧になったことがあるのではないでしょうか。はたまた上層林が見られない"オンコの荘"と名付けられた地区に見られるようなオンコはユーラシア大陸から吹く冷たくて強い北風の為に生育環境が厳しすぎて、左右にしか延びない枝が珍しい樹林を作り出しています。こういった自然林が"焼尻の自然林"という名で国の天然記念物とてい1983年に指定を受けました。このオンコは北海道ではサカキ、ヒサカキが育たないためにその代わりに玉串といったような神事に用いられることがあり、神社の境内でも見ることが出来ます。暑寒別岳の麓の北竜町では町の木に指定されています。